幼虫も成虫もずっと幸せ?!

蝉が脱皮する瞬間はなんとも美しいものですね。
こちらは、Sさんが夜のお散歩に出かけられた際、
偶然見つけられた瞬間をお写真にとどめられ、
お見せくださったものです。

蝉というのは幼虫の期間5年から7年は、
ずっと地中で暮らし、
成虫になって空を自由に飛び回るのは、
わずか一週間から三週間といいます。

以前この話を聞いたときは、
蝉として飛びまわれる期間の短しさに、はかない命、
かわいそうにと思ったものでした。
それが、今回この写真を拝見し、思ったことはちょっと異なりました。

それは、蝉が幼虫の間の地中にいるときの生活は、
実は蝉にとってそれはそれで素晴らしいものなのかも
しれないということでした。

なぜそんなことを思ったのかというと、
私自身の体験と照らし合わせて、
蝉の一生を考えたことにあります。
私自身、ある西洋医学での診断がきっかけで、
気功教室に通うことにしたのですが、
当初病名がついた段階で、とても暗い気持ちになりました。
しかしながら、気功の練習をするうちに、
だんだん心持ちがかわり、自分の60兆個の細胞の内、
ほんのごくごくわずかが元気をなくしているだけ、
ほかの細胞は元気に私を生かしてくれていると思ったら、
だんだんと気持ちが明るくなってきました。

そして、思ったことはどんな病名がつこうと、
わたしは毎日明るく楽しく暮らしている、むしろ、
病名はなく、気功を始める前の自分よりももっと
日々幸せだと感じられるようになっているではないかと
思ったのでした。

その病気ということと土の中の暗いイメージを
重ねたわけですが、いずれも勝手に想像しているのは私自身。
どちらも、心持ちしだいで、幸せなものに見えてくるわけです。

気功のおかげで、今はその病名のつかない状態まで
回復しました。そして、心持ちのほうも、何かにつけて、
以前とは違いプラスに、幸せな方向に心が向くようになりました。

身体にも心にも効くのが太学功の気功の練習です。
ぜひ皆さんも練習を始められてはいかがでしょうか。
(k.m)
20150802bj