お母さんの手✋って、綺麗なんだね。

ある日のこと、お嬢さんに髪の毛のカット✂︎を頼まれてブラッシングしていたら、

『お母さんの手✋って…』と、お嬢さんに会話を切り出されたAさんは内心ドキっ！

忙しく家事を終え、手✋のケアなど全くしていない毎日なので、何を言われるのか検討もつかず次の言葉を待つと

『お母さんの手✋って、すごい綺麗なんだね』

Aさん、これにはびっくり‼️

『なにが？この手のこと？手入れしていないし、普通の手でしょう？』

Aさんのびっくりに、お嬢さんは答えました。

『だってね、ん〜何というか、ハリがあってきめ細かいし、一番は水分のバランスがとれてる見た目なんだよね。私もそんな手になりたい。』

【美しさ】とは、どういうことを言うのでしょうか？

・色、形、音などの調和がとれていて快く感じられるさま

・人の心や態度の好ましく理想的であるさま（美しい: コトバンクから）だそうです。

Aさんのお嬢さんが言うバランスがとれているというのは、正に調和がとれているさまですね。

お湯や洗剤を使い、素手で洗い物をする。

雑巾掛けも素手。

Aさんの良く働いてくれる手の環境は、お世辞にも良い環境とは言えません。

しかし、過酷な環境にあってもAさんの身体はその環境と共存・調和するべく、細胞が水分を保ちガサつきから守っています。

環境と共存する事とは、

例えば、暑さ寒さの変化

例えば、湿度の変化

例えば、有害な空気

ストレスの多い事態に、いつ何時でも対応出来る身体を維持出来ている事とも言えます。

Aさんは

綺麗だと言われる手を維持出来ているのは、気功を続けてきたおかげだと思いました。クラスに通うのも楽しみ。練習も毎日する。ですが気功クラスで聞く理論は、理解出来たり出来なかったりだそうです。

けれどAさん続けて、次のようなお話しをされました。

『淡々と練習していくうちに時々訪れる実感が、理解出来なかった理論に光を当ててくれます。全てが分かるわけでは無いのですが、光が当たった部分から新しい世界が開けてくるようで嬉しいのです。

思いがけない娘の褒め言葉に、ああ身体は私を護るためにひたすら動いていて、気功の効果がここにも出ているんだと実感したひとつです。

練習しながら、何と無く身体の調和が良くなって、そうなってきたら肌や髪の毛の調子も良いし胃腸も疲れなくなってきたんです。

自分を観察して、練習や工夫を重ねていく大切さをクラスで学びました。続けていくうちに実感は後からやってきて、その度に環境と共存することの難しさ、素晴らしさの片鱗を掴んでいる気持ちがします。太学功に出会えて本当に良かったです。』

地球は自然そのもの。

ならば人間も自然以外の何者でもありません。

Aさんは最後に『自然と一体になるとき、きっと想像も出来ないくらい幸せな実感があるんでしょうね。いつか、その実感を掴めるように練習をしていきたいです。』と締めくくられました。

Aさん、素敵なお話しを、ありがとうございました😄k.s