高血圧と塩分の正しい関係


あなたは「高血圧の人は塩分をとりすぎてはいけない。」と信じていますよね。
実はそれ、真実ではありません!!

年齢とともに血圧が上がり、心配して病院を受診すると、
「はい、高血圧ですね、血圧を下ける薬を出しましょう。また、生活習慣も変えないといけませんね。
高血圧の原因は、塩分の摂りすぎだから、控えて下さい。」
と紋切型の指導を受ける事が多いと思います。

これは、ある治療法がひとたび「医学常識」として定着してしまうと、誰もそれを疑おうとしなくなることが大きな理由の一つです。また科学は日進月歩で進歩しているにもかかわらず、医療に携わる一部の人たちが、自分たちの「医学常識」が一転して「非常識」になるとは少しも思っていないからです。

塩分は確かに血圧を上げることを助けますが、そもそも人間は脳の血流が滞る事で様々な不具合が生じてしまいます。塩分を程よく摂取する事で脳内血流を正すと、体のしくみ自体が自然に正しくなり、塩分の排出力も正常化されると考えられます。

通常人間の身体は、ナトリウムやカリウムは過剰に摂取されても、適切な量だけ吸収されて、過剰分はすみやかに腎臓から尿へ捨てられる仕組みになっています。
排出機能が弱っているから問題が発生するのであり、塩分を採りすぎた事が原因ではないのです。

高血圧と塩分の正しい関係、見直してみませんか?

参考文献
医学常識はウソだらけ 分子生物学が明かす「生命の法則」 (祥伝社黄金文庫)」