食が細く体力がない方へ

太学功が少食をお勧めしていることは、もうご存知でしょう。
ですが、必要な栄養素・エネルギーをとるに充分なだけのお食事をとることができない方は話が別です。

「痩せ過ぎ・太りたいのに太れない」といった方の多くは疲れやすくスタミナ不足に悩んでおられます。つらいですね。

そのような方がむやみに食事量を増やそうとしても、消化吸収能力が追い付かず却って逆効果になります。
少ない量でも、できるだけ栄養バランスを考えた内容とすることはもちろん、食事のとり方・食後の過ごし方について次のことをお勧めします。

まず「ながら食べ」をやめる
お行儀の面からではありません。
新聞を読みながら、考え事をしながら、パソコンやTVを見ながら、人と会話をしながらのお食事は、脳に血液が回ってしまい消化のために使える血液量が減ってしまうからです。

わたしたちが食物をとると、何も意識しなくとも体はその消化のために活動してくれますが、そのためのエネルギー消費は実はとても大きなもの。
できるだけ他のエネルギー消費を抑え、消化活動に集中できる環境を意識的に作ってあげたいものです。

副次的メリットとして、お食事を繊細に味わうことができ、「美味しい・有難い」という気持ちがまたエネルギーを高めてくれます。

そして食後は、横になる(牛になって結構!)か、静かに座って目を閉じ、左手を下丹田に右手を胃の辺りに当てて、いただいた食物がすべて消化され元気の素となっていくイメージをすると良いでしょう。
いずれも15分~20分程度で充分です。

20150819bj

少ないお食事量であればなおさら、無駄なくすべてが元気の素となるようにしたいもの。
また、普通にお食事できる方についても、とくに疲労が溜まってしまったとき、エネルギー低下を感じるときには同様に有効です。

是非試してみてください!

m.s