自分自身のことも大切にできるようになりました

大切な人が体調を崩したり、
介護が必要な状態になったとしたら・・・。
誰しも「できるだけのことをしてあげたい」と思うことでしょう。
ましてやそれが家族であれば、「私がしてあげなければ」と、自分のことを投げ打ってでも、家族の世話に心を尽くし力を尽くして頑張ります。
支え合ってこその家族ですもの、それは美しく素晴らしいことです。

ですが、心配ごとや介護が長期化したり、複数の方のお世話を一手に引き受けて・・・ということにもなれば、お世話をする側の負担も相当なもの。
心も体も疲れ果てて、エネルギーダウンしてしまうのはよくあることです。

中級に通われるIさんも、初めて太学功に訪れたときには、まさにこのような状況でした。
複数のご家族それぞれのことを心配し、気を配り、お世話をしているうちに、気づかぬうちにご自身の「元気」が低下。
心はモヤモヤ気が晴れず、体は疲れてしまっていました。

20150809bj

ご自身がヘロヘロに疲れ切っていたなら、大切な人のお世話も儘なりません。

Iさんは気功教室に通い着々とエネルギーを増やし、一方で中級クラスで学ぶ「九正道」に沿って心の持ち方を変えていく努力を積み重ねていった結果。。。

今では、「自分自身のことも大切にしなければ、と思えるようになりました」とにこやかにおっしゃいます。
頑張りすぎてしまったとき、ストレスを感じたときなど、「あ、私の大切なエネルギーが減っていく!」と察知できるようになり、それを未然に防ぐような行動を選ぶようになったというのです。

例えば、毎日様子を見に通っていた病院を1日おきにしてみる。
全部自分一人で抱え込まずに他の家族の手を借りることにする。
本人を信じ任せて見守るというスタンスをとることで、あれこれ思い悩むことを減らしていく、などです。

Iさんは、せっかく教室で蓄えたエネルギーがむやみに減っていくことのないよう、行動を変えていくことができるようになってきました。
そしてそもそも、行動を変えることができるようになったのもまた、エネルギーが増えたからこそなのです。
太学功を始めると、この好循環ができてきます。

m.s