脱・激太り!体験記

定期的に受診している人間ドックから、封書で健康データファイルが届きました。
“4年前の健診から体重が7キロ程度増加しています。何か生活での変化があったのでしょうか?”・・・変化、ありました。4年ぶりに日本に本帰国したこと、4年間の毎朝の習慣だった2時間のヨガをしなくなったことでした。 

 これは何とかしなければ、と本気で思い立ったのが2月の初め、ちょうど中級コースを週2回ペースで受講しながら養成本科をスタートしたての頃でした。
(体重64.1kg、体脂肪約29%)
  朝は 修身功をして、一杯の気功水を飲み、たんとう功、童子功、その後朝食
  昼は 豆乳とバナナ一本
  夜は おなかが空いてくる早目の時間(4時~5時)に夕食をとり、家族の夕食時には味見程度に。 放松功、修身功をして寝る前には一杯の気功水

  この生活を始めて5日で、どっさりと宿便が出て、あっという間に体重が3kg落ちて61kgに。それまで久しく感じなかった空腹感が感じられ、朝、童子功をしたときに 腸が動いている感じが分かるのが嬉しかったです。

  小食に慣れて、要らないものを排出できれば、体重は減るということを体感してからは、このストイックな食生活は、もう少し緩やかなものになっていきました。ただ、“寝ている間は細胞の修復、再生の時間”ということは肝に銘じて生活していました。夜食べ過ぎて、消化器官や各臓器が一晩中フル稼働で働いていて、苦しくて苦しくて朝まで眠れないこともありました。そして、それから3ヶ月、体重は少しずつ、増えたり減ったりを繰り返して2kg減。

  ここで、あることに気がつきました。

  私は月経前になると、食べ物を身体に取り込みたくなり、それも普段は口にしないようなファーストフード系だったり、甘いものだったり、控えていたワインを一本空けてしまった事もありました。誘惑に負けてしまったら、えーい、ままよ!と過食に走ってしまい、月経が来るとそれが嘘のようにすーっと、食欲も普通に戻り、溜め込んだ便秘もむくみも解消し、また出直して頑張るか! それを繰り返していました。

  養成本科が終了し、6月からは専科に進んでいたある時、講師の先生に、そんな自己管理のできない自分が嫌でたびたび自己嫌悪に陥ります、と打ち明けました。

  講師の先生はさらりとおっしゃいました。私という一個人は、人間であり、動物であり、女性であって、その動物的本能で 月経前に物を溜め込もうとするのは自然の摂理。それに、世の多くの女性がそうだと思います。そんな自分を認めることですよ、と。自分を責めるのはエネルギーの無駄遣い。あら、食べちゃった、じゃあ どうやって出そうかな、と先のことに目を向けなさい、と。

 その話を聞いた瞬間、自分の内部にあった何か固いものが、すーっと溶けてなくなっていったような気がしました。

 それから、月経前のこの「波」が来たら、先生が言って下さった言葉を繰り返し頭の中で再現することで、うまくやりすごせました。 
  後悔したり、自分を責めたりすることなく、“お、来た来た”とこの波を捉え、客観的な立場から自分を観ていくことで、この波にのまれることなく、波をやりすごせるようになりました。“食べ過ぎちゃったら、放松功~♪“これが私の気持ちを楽にしてくれました。

  すると、自分を責めることをやめただけで、するすると嘘のように体重が落ちていって(月に2kgのペース)、周囲の方々からも、最近感じが変わってきたと言っていただくようになりました。

  体型の変化ももちろんうれしいのですが、それ以上に、20代からずーっと持ち続けてきた考え方のくせを41歳で修正できたということが本当に驚きです。太学功は過去をも変えられる、というのはこういうことなのでしょうか。

  7月30日の今日現在、体重:54.6kg 体脂肪率:22%、2月のスタートから間もなく6ヶ月です。

   これからも引き続き日々精進、自分を磨き続けていこうと思っています。

大岡山教室 Aさん