「生涯現役」魅力的な言葉ですね。
最近では、年金制度や定年制延長の話題でも
使われるようになりましたが、健康食品や強壮剤など、あちらこちらで見かける宣伝文句でもあります。
いくつになっても若い時と同じように「突っ走る生き方」ができるとしたら？
一見それは夢のように素晴らしいことのように思えます。
ですが、それは自然の法則から外れていると言わなければなりません。
「若いころのように無理が利かない」と嘆く声をよく聞きますが、それは当然のことであって、憂う必要はないと思うのです。
１年間に春夏秋冬～四季があるように、人生にもステージがあります。
オギャーと生まれて来たときには、まさに「元氣」の塊。
その後成長期を経て身体が成熟したならば、あとは心身ともに円熟味を増しながら、実りの秋や蓄えの冬を迎えるのが自然に沿った生き方と言えるでしょう。
「生涯現役」の本当の意味は、いつまでも若い時と同じようにというものではなく、歳を知り歳なりに少しずつ走るペースを緩やかにして、
その時々の人生の主役として、心豊かに健やかに人生を謳歌し続けることではないでしょうか。
「元氣」の消耗を抑え、新たに活き活きした氣を取り込むことで、真の「生涯現役」を実現させます。
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