清明(せいめい)
とは、清浄明潔の略です。
空は青く晴れ渡り、燕が心地よく舞い
地に目を移せば百花繚乱、かぐわしい香りが漂います。
清明の頃(春)は肝臓を養生するシーズン、
東洋医学や漢方、薬膳などで良く耳にしますね。
太学功では
春と言う厳しい環境と共存できるようになる事
を重視しています。
解毒作用を強化する とか
肝臓に負担がかかるから とか
などの理由から、肝臓だけ大切に養生しましょう
というのものでもありません。
まずは、身体全体の空間を開き、整え、大きくし、
それから各臓器の空間を開く事がポイント。
三寒四温を繰り返す時期ではありますが、
相対的に見れば徐々に気温は底上げされる時期、
血流の流れは良くなってきます。
しかし、冬に溜まった不要なものも流れるからこそ
血栓などが出来て血管が詰まりやすい状態でもあります。
また、
色々な身体にとっていらない雑なものが
血流にのって流れるので
身体の様々な所に痛みが出ることもあります。
痛みを嫌う人が多いですが、
この痛みは血液や身体の老廃物が流れないと出てこないと起こらない現象です。
だから、
痛みがないから身体の中が良い状態であるかといえば、そうではない。
嬉しい痛みであると理解出来ると氣も楽ですね。
参考文献:太学功氣功療法研究所 会長 丁治紅著 「病気を自分で治せる「気」のパワー」 三笠書房