気功のいい話②

~鍼灸・マッサージと気功療法の違い~ 

一般的に東洋医学といえば、漢方、鍼灸・マッサージなどをイメージする方が多いと思いますが、鍼灸・マッサージは、身体のツボなどを刺激することにより血流を促進し、症状を緩和・改善するものです。 

ツボ・経絡は神経と似たようなところで、刺激を感じやすい場所であり、ツボを刺激することで、経絡を通じ危機感を感じさせ、身体の防衛本能を喚起する効果があります。 ツボ・経絡はよいイメージが強調されがちですが、間違った施術をされると身体へのダメージも甚大で、例えば武術の中には、ツボを狙って相手に大きなダメージを与えることもあるくらいです。

ツボへの刺激は、経絡を通って脳にその情報が伝達され、身体を修復しようという本能が働き、症状を緩和することにつながります。その意味で、鍼灸・マッサージは反射療法といってもよいかもしれません。

反射療法の場合は、自分のエネルギーが充実していれば回復も早く、効果があります。ただ、エネルギーが不足している場合には、治るのは難しくなります。

また、間違えた施術を繰り返すと、病気が悪化することにもなり、鍼灸・マッサージの場合にも副作用があるので、注意が必要です。           

病気になるのは、身体全体の気が不足し、身体の悪い部分に気と血液が行き渡らなくなることで、だんだん身体の具合が悪くなっていくのが原因です。そのためにまずは身体の悪い部分を含めて、身体全体に気と血液が行き渡るようにする必要があります。

 気功療法では、全身の気を増やしながら、症状が出ている部分の細胞にも直接気を注入するので、症状を改善していくことができます。

太学功の気功師はツボも経絡も利用しますが、日々の鍛錬によりたくさんの強い気を出すことができますので、患者さんの健康状態に応じて気を細胞に注入し、無理なく身体の修復を促すことができます。

 太学功の気功療法は、エネルギーが不足していたため、反射療法では改善が難しかった症状でも、気を注入することで全身を整え、症状を改善することができる副作用のない、安全で効率的な方法です。

気功いい話NO.2(2011.5.16)