朔旦冬至

今日は北半球では昼の時間が一番短い日で冬至。
色々な意味での区切りの日です。

それも今日はいつもと違う特別な冬至の日で
「朔旦冬至(さくたんとうじ)」と呼ばれています。
この朔旦冬至は19年に1度しかこない特別な日なんです。
また次の朔旦冬至は暦の関係で38年後というから
今日はますます特別な日ですね。

古来、冬至は極限まで弱まった太陽の復活する日とされ
太陽と月の復活の日の重なる「朔旦冬至」は非常におめでたい日とされていたとのことです。
「朔」は新月を、「旦」は昇る太陽を表しているそうです。
そういえば手帳を見ると真っ黒なお月さまのマーク、新月でした。

柚子湯に入ることも昔から行われています。
これにもいろいろな説があるようです。
柚子は香りも強いので邪気を払うとか
実るまでに長い年月が必要なので、長年の苦労が実るようにとの願いがこめられているとか。

勿論柚子湯は血行を良くして体を温めたり
美肌効果があったり、芳香によるリラックス効果があったり
いろいろな良い点もあるようです。

また色々な行事食もあるようで
冬至に「ん」のつくものを食べると運が呼び込めるというので食べるとか。
かぼちゃが例に出されますが、
かぼちゃは漢字で「南瓜なんきん」と書くので「ん」がつくものとか。
勿論栄養も豊富で旬は夏ですが、長期保存して冬に栄養をとる先人の知恵なんですね。

小豆を使った冬至粥もあります。
昔から小豆の赤は邪気を祓うと言われ
冬至粥で邪気を祓い、翌日からの運気を呼び込むためとか。

 でもお粥は弱った胃腸に優しい食べ物。
丁先生も体調の悪い時にはお粥を食べなさいとおっしゃっています。
皆さん、普段でも時々はおかゆを食べて体調を整えてみてください。