口伝と焚書(ふんしょ)

古代中国の書物に関する有名な話に
秦の始皇帝の「焚書」があります。

焚書とは書物を焼き払ってしまうことですが、
医学書も少なからずその対象になっていたのでしょう。

また、いつの時代も医学書は一子相伝の秘伝書であり、
極秘文書として扱われていました。

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『史記』篇鵲倉公列伝にはこんな逸話があります。
名医と謳われた淳于意は、陽慶から受け継いだ秘伝書を家族にも秘密にしたといわれています。宮廷の太医(皇帝専属医)でさえ見ることはできなかったそうです。
陽慶は医者ではなかったため、自分と家族を守るためだけにその医書を活かし、淳于意に託したといいます。

広い国土を持つ中国では、散逸してしまった医書も多いと思いますが、
大切な情報は信頼できる人物に口伝で伝えられるという文化は古来から変わらないのですね。

時代の流れの中で、淳于意が弟子たちに医書の内容を公開したように、
今丁治紅先生が秘伝を公開し、多くの方々が健康になっています。

中国四千年の歴史に醸成された秘伝がなせる奇跡があります。

まずは太学功気功を体験してみてください。

by NT