冬至(とうじ)の頃
1年で最も昼の時間が短く、夜の時間が長くなります。
寒さを乗り切るために、
栄養価の高いかぼちゃなどで食養生し
ゆず湯に浸かり無病息災を願います。
すずめが寒さから身を守る為に
羽に空気をためこみ、ふっくらとまるまるした姿になる
「ふくら雀」が見れる頃でもあります。
冬は五臓の内、腎が最も盛んになります。
「腎」の役目の一つは、血液を濾過し、余分な老廃物や塩分を取り除き、全身にきれいな血液をゆきわたらせることですが、冬は気温が低いため、血液循環が悪くなります。そのため、冬の腎臓は血流の量や速さを調整しようとするので負担がかかり、「気」を消耗するのです。
疲れがちな腎臓をいたわる為にも、入浴にも氣をつけましょう。
冬の入浴は、食後すぐにはしない方がいいでしょう。
だいたい食後1時間たってからを目安にしてください。
寝る30分前に入浴すると血液の循環がよくなり、よく眠れます。
夏の水シャワーは避けましょうと言いましたが、冬は逆にお勧めです。
後で身体がポカポカと暖かく感じられてきます。
ただし心臓の弱い人などは、くれぐれも無理をしないで下さい!