全てを見られても良い、ということ。

Aさんは、お父様が亡くなられて遺品整理をしながら感動したことがありました。

お父様の書斎は日常使われていたもの、お祖父様の代から受け継いだもの、ありとあらゆるものが詰め込まれているお部屋でした。
いつも老眼鏡をかけ、机に向かう姿が強く印象に残っています。
机にある数々のノートには、お母様の今後を心配されて細かなことまで関わるメモ、連絡先、対処法が記され、
お亡くなりになる直前まで書き続けた日記もキチンと整理され並べてありました。
毎日の天気、行動、克明な体調の記録。
不調と入退院を繰り返し、もう長くは無いと悟ったある年の元旦には『夫婦共々最悪の体調の年末を何とかやり過ごし迎えられた元旦。これは、私たちを支えてくれた沢山の方々のお陰だと深く感謝している』と書かれていました。
見られても良い日記。
全てを見せても大丈夫。
ぜんぶ本当。
いつでも、そんな風でいられることが気功でいう無駄の無い省エネモードの心の状態なのだと気付いたAさん。

太学功気功と出会い、無駄の少ない生き方が真の幸せに近づくことだと気付けたことに感謝をされるAさんは、お父様を新たな視点で見つめることが出来たことに大感謝です、ともおっしゃっていました。ks