数年前に自宅を建築していたときのこと。
たった一人で約1年をかけてコツコツと建ててくれた棟梁は当時67歳。
木材1本1枚ごとにカンナをかけるところから
一人でやるものですから仕事量は膨大で、寒い日も暑い日も、日の出から日没まで本当によく働く職人さんでした。
重たいものをヒョイと肩に担いで
スルスルッと梯子を昇ったり、
高い所から軽やかに飛び降りたり・・・
その身体能力とスタミナにはもう脱帽!
何度も驚かされたものです。
そんな「体が資本」の職人さんのお弁当は
どんなだったと思いますか?
いかにも精のつきそうなご馳走
⇒ドカベンのおかずは焼肉?天丼?餃子?トンカツ?
いずれもブブッー(^_^.)、不正解。
彼のお昼ご飯はいつも、お茶碗に軽く2杯程度の白飯に
季節の野菜のお漬物、日によって鮭やかまぼこなどの
おかずが少し、そして納豆1パック
(これにはちょっと笑えますが、大好きだそうで )でした。
そのシンプルなお昼ご飯を
ささっと食べ終わるとお昼寝タイムがお約束。
横になるが早いか即深い眠りにつくようで、
人の足音が近づいてもビクンとも動きません。
そして、冬は20~30分・真夏となれば
40分程度のお昼寝をするとスクッと起き上り、
また力強く逞しく働き出すのでした。
外の大工仕事は天候に左右され、
ある意味自然相手の仕事。
何十年もの間、木と対話し自然を相手に
黙々と働いてきた棟梁は、
体の求めることを本能的に知っているかのようでした。
疲れたときには
「ご馳走をたっぷり食べるよりもお昼寝をしたい」
という体の声を聴く力を持っていたのです。
太学功では、大食はスタミナアップどころか
エネルギーの無駄遣いであると考えます。
そしてとくに疲れているときや
積極的に元気をチャージしたいときには、
食後に短時間のお昼寝をすることをお勧めしています。
これ、太学功発の真常識
騙されたと思ってやってみてください!
健康情報が溢れる現代、
様々な「いわゆる常識」に惑わされている私達も、
肉体は正直です。
少食やお昼寝を実践してみるとちゃんと応えてくれます、
元気になってきます。
そして、体の元気度がアップしてくれば
本来私たちが誰しも持っているはずの
「体の声を聴く力」が復活してくるに違いありません。
太学功気功教室では、
様々な「真常識」をお伝えしています。
それらを実践し気功法の練習をするうちに、
あなたの「体の声を聴く力」も必ず甦ります!
m.s