おんぶバッタの知恵

庭先に置いた水連鉢に、一組のおんぶバッタが定住?しています。

20151008bj

昆虫について知識がない私は、はじめは親子かと思いました。
交尾している様子は見られず、これだけ大きさが違うものですから。

ですが、いつまでたってもおんぶされている上のバッタが大きく成長していく気配がありません。
そこで調べてみると、親子ではなく雄雌だということがわかりました。
しかも意外なことに、おんぶしている大きなバッタがメス、上に乗っている小さいバッタがオスなのですって。

何故このような変わった習性を生んだのでしょうか?

おんぶバッタは目で交尾相手を探しますが、確実に相手を確保できるように、早い時期から相手を探すそう。体の色や頭や触角の形などを確認し、同じ種類のメスであることが分かると、オスはメスの背中の上に乗っかって他のオスに取られないよう、その時期がくるまで一緒に過ごすのだそうです。
文字通り、体を張ってキープ(^^♪!!

人の目には可愛いらしく、また少し滑稽に移りますが、彼らにとっては交尾を確実なものにするための大切な知恵だったのですね。「種の保存」という生物にとってもっとも基本的で本能的な欲求を満たすための自然の叡智に、またまた感服しました。

私たち人間も、本来は大いなる自然の叡智を身につけています。
頭であれこれ考えるより体の声を聴く方がうまくいくことがたくさんあります。
そんな賢い体を取り戻す方法は、太学功気功教室で学べます。

m.s