骨折しても太学功のエネルギーで驚くほどの回復ぶり

70代後半のTさん。

ある日腰に激痛が走り、その後痛くて寝返りも打てない状態になってしまいました。

ぎっくり腰だろうからそのうちに痛みもうすくなるだろうと軽く考えていたTさんでしたが、1週間経っても一向に痛みは減りません。

仕方なく整形外科を受診しレントゲンを撮ったところ「Tさん、今からMRIを撮ってきてください」と言われ、別のMRI専門のクリニックに行き、データを持ってまた整形外科にとんぼ返り。そこで言われたことは「Tさん、胸椎の12番目が圧迫骨折しています」との思いもしない骨折宣言。

腰が痛かったので、胸椎とは思わなかったTさん。要は痛みのある場所と実際の骨折した場所は神経の関係で同じでは無かったと言うことです。*デルマトームという図式で表されるようです。

骨折などしたこともないTさんは大変驚きましたが、そこでお医者さんから言われたことは「痛みを短時間で取りたいと思ったら骨折した部分にセメントを注入する手術をする方法があります。その他一般的にはコルセットを作ってひたすら背骨に無理がかからないように固定する方法がありますが、コルセットをする期間は3から4ヶ月になります。この2つがあります。Tさんどちらにしますか?」とのお話。

コルセットはオーダーメイドになり、胸から腰までカバーする大きなもの。体の不自由さは言うまでもありません。しかしTさんが選択したのは手術以外の方法でした。その理由は、看護師さんの一言「Tさん。手術をしても1ヶ月程度はコルセットが必要です」の一言。

体の採寸をして約1週間でオーダーメイドのコルセットができあがり、就寝時には外すようにとのアドバイスがありましたが、それからは体を折り曲げることの出来ない不自由な生活となりました。

調べてみると、骨は破骨細胞と骨芽細胞のバランスで骨が形成されていくと言うことを知ったTさん。これはエネルギーが大事だと実感し、早速気功療法も受け始めました。その効果か、寝返りも打てるようになり、そのうちには痛みもなくなってきました。そしてコルセットをしてから1ヶ月半、3~4ヶ月必要と言われたコルセットも外せることとなりました。

その後骨密度が低下している事が分かったTさん。薬を飲みながら気功の練習にも通っています。そういえば教室に通っている高齢の生徒さんの中には、骨折しても医師が驚くほどの回復ぶりを見せる方が何人もいらっしゃいます。何事にもエネルギーが大事だと実感したTさんでした。

デルマトーム