習ったものは知識で、頂いたものは知恵というお話を前回しました。 (知恵と知識①はこちら)
知識は教えることができますが、知恵は教えることができないものでしたね。
発明や発見した段階は知恵から生まれています。最初は知恵から発し、多くの人にそれを教えたり、伝える段階は固定した知識となっています。
人間は便利に利用できるものとして、知識を教えています。
知恵はすべての生き物がもともと持っているものなので、人間と動植物では教える内容、つまり知識が多いか少ないかの違いがあるだけです。
ただ知恵は教えられないけれど、知恵を引き出す方法は教えることができます。
知恵は教えられないけれども、太学功では、知恵を引き出す方法を教えています。
方法を教えることはあくまでも知識なので、教えることができるのです。
知恵を引き出す方法を学ぶ中で、自分でその方法を生み出すこともできます。
知恵を引き出す方法という知識を得、自分のものにすることができれば、そこから知恵を得るようになれます。
知恵はエネルギーのなかにあるものです。知恵となるエネルギーは自然の中に無限にありますので、自然からエネルギーを得る方法を学ぶのが気功です。
太学功気功では、エネルギーを得る方法を習いながら、強い気の場の中で練習することでエネルギーが入り、知恵が発達します。
新しいものを生み出すことができる人はエネルギーをたくさん持っているから、発想力などに優れているのです。
20世紀の産業革命や最近の携帯電話など技術革新も知恵があってこそ、つまりエネルギーがあったからこそなしえたといえるでしょう。