知識は習ったり、教えたりできるもの。
では、知恵とはいったい何でしょう。
勉強して習得できるのは知識で、知恵は学んで習得するものではないともいえますね。
知識は教えることができるもので、知恵は教えることはできないものと分けられます。
もちろん知識から知恵になることもあります。その場合でも教えてもらっている時点では知識です。
太学功では知恵はエネルギーそのものだと教えています。
知恵は宇宙全てのエネルギーの中にあります。私たちは宇宙からエネルギーを得ています。エネルギーはすべての生き物がもともと持っているものです。そして、知恵は人間だけがもっているものではありません。動物でも植物でもすべてのものは知恵を持っているといってもいいかもしれません。
小さな地球上で人間や生物が習ったことだけが知識であり、全宇宙のすべてのエネルギーの中に存在する知恵に比べ、ほんのわずかしかありません。知恵のほうは膨大にあります。
入試シーズンになると、テスト対策のために特別療法を受ける方がいらっしゃいます。そのとき、丁治紅先生は受験生の方に
「私は貴方に知恵をさしあげることはできますよ。知恵となるエネルギーを与えることはできますから。」とよく仰います。
受験生は合格するために一生懸命勉強しますが、気功療法で勉強することは何もありません。
知識は教えることができるけれども、知恵は教えることができるものではありません。知識は勉強して得ることができますが、知恵はできません。一方、知恵はいただいたり、さしあげたりすることができるものです。
次回はさらに深く知識と知恵の違いについてお話ししましょう。
