もともと低血圧(上が90くらい)の私は、朝起きるのがつらいこと以外には、特に低血圧を気にすることもなく生活してきました。
去年(2009年)の5月のことです。朝、立ちくらみがありました。以前から、たまにそういうことはあったので、軽い「貧血」だと思っていました。ちょうどその日は、丁先生の教室の日だったので、そのあと先生の療法で見て頂きました。すると、「貧血ではなくて、低血圧です。」と言われました。
血圧が低いということは、脳など末端まで血液が流れにくくなります。「記憶力がよくないでしょ?」と先生に指摘されたことにも、身に覚えがあるので納得しました。
改善策として、「朝食をしっかり食べること。特に肉、卵、チーズなどのタンパク質を摂るように。」とアドバイスをいただきました。思い返してみれば、昔から朝食をしっかり食べるという習慣はあまりなく、どちらかと言えば夕食をしっかり食べるという生活を続けてきました。肉は大好物ですが、「朝から肉を食べるなんて!」と思いました。しかし、「睡眠により修復された身体は、朝に、栄養を吸収しやすくなっている。」と言われ、ここでも私は納得せざるを得ませんでした。
朝食をしっかり食べ始めて一週間くらいは、食べ終わると疲れてしまい、横になって休まないと仕事に行けないといった状態でした。それだけ「消化」にエネルギーが使われているということを、実感した思いです。
その後教室で、
「腎臓はタンパク質でできているので、腎臓のためによい食べ物はタンパク質だ。」という話がありました。また、
「腎臓は、血液を流す働きにも関係していて、血圧や体温も腎臓の働きと密接に関わっている。」
という話もありました。
私は以前先生に、腎臓に気をつけるようにと言われていました。ですから、低血圧について先生に言われていたことと、腎臓の話が私の中でひとつにつながりました。私の理解が一つ深まった瞬間でした。
5月に始まった私の生活改善は、地道に今も続けています。すると、少しずつ変化が出てきました。朝しっかり食べるようになると、自然に夕食の量が減っていきました。そして、もっと驚いたのが、毎晩習慣として飲んでいたお酒の量が、だんだん減っていったことです。350mlの缶ビールから、250ml、135ml。飲まなくてもいいかなと思うようになり、数ヶ月経ちました。(もちろん、お酒を飲む機会があれば美味しくいただきますし、今でもお酒は好きです。)
意識付けのために、血圧も毎朝計るようにもなりました。記録しておいたものをグラフにまとめてみると、ゆるやかに数値が上がっていくのがわかります。最近では、血圧の数値も110前後で安定しています。冬は血管が細くなり、血圧も上がるとのことですが、それを考慮しても、私としては上がってきていると認識しています。
原因がわかり正しい方法があれば、毎日のちょっとした積み重ねで、身体は確実に変わっていくものだと実感しました。「継続は力なり」といいますが、私はこれからも自分の生活改善を続けていきたいと思っています。
自分が太学功に出会い、身体のことや生活の様々なことについて、その原因と正しい方法を導いてもらえることは、本当にありがたいと思います。これから、自分の状態がどうなっていくのか楽しみな気持ちで、毎日の練習も「継続は力なり」で続けていきたいと思います。
大岡山教室 Oさん