細胞のリサイクル

先日、オートファジーの仕組みを解明された大隅良典氏がノーベル賞受賞!との発表がありました。

「オートファジー」

それは、生物が自分の細胞の不要なたんぱく質を無駄なくリサイクルする仕組みのこと。

植物から哺乳類まで、あらゆる真核生物が有する、なくてはならない生命維持機能です。

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その仕組みが解明されたのは素晴らしいこと!

多くの病気治療に活用できるのではないかと注目されていますね。

 

もっとも太学功では、古くから生物の細胞リサイクル能力を研究し認識して、功法の開発・指導に生かしてきました。

生物は元来、できるだけ省エネルギーで生きていくことを本能的に目指しています。

豊かになった現代社会では、たくさん食べても太らない・生活習慣病にならないよう、できるだけ多くのエネルギーを消耗することに焦点が当てられているのが実情・・・。

ですが、生命維持の本質に鑑みれば、エネルギーの無駄遣いが得策でないことは明らかといえるでしょう。

 

例えば、太学功の基本的な気功法として、「放松功」という功法があります。

簡単な動きをするだけで効率よくエネルギーを摂り込むことができる功法ですが、とくに心臓を強化する効果・ダイエット効果に優れています。

 

ダイエット効果を望む場合には、放松功をしながら、「脂肪が溶けていく」というイメージをします。

普通なら、その「要らない脂肪は捨ててしまいたい!」と思うところでしょうね(^-^;?

ですが、太学功では違います。

 

不要な脂肪も無駄にせず、そのエネルギーを体の不調部分の修復に回すのです。

必要以上の「憎っき?脂肪細胞」とはいえ、その産生には大切な生命エネルギーが利用されてこそできたもの。

それをポイと捨ててしまう手はありません。

 

溶けだした脂肪、そのエネルギーを体の不調部分が修復していくために活用されるイメージをもって練習することで、大きな効果が期待できるのです。

まさに、生物がもつ細胞のリサイクル機能に他なりません!

 

科学によって解明されていく、あんなこと、こんなこと。

太学功では、それも「真常識」のひとつです。

細胞のリサイクル、手軽に実践してみませんか?