教室の生徒さんからうれしいお便りをいただきましたのでご紹介させていただきます。
表参道教室(太学功気功)の近くで偶然、俳句教室を見つけ3年前よりはじめました。
まったくの初心者でしたが、俳句の先生や仲間に恵まれ青山墓地や外苑前などを
散策をしながら少しずつ自分らしい俳句を作ることができるようになってきました。
毎月いくつか作る俳句の中から3句を提出し、主宰の選を受けます。
会員数は定かではありませんが、私の先生なども含め、経験何十年というような
熟練の方も同じように提出をし、その中で10名(俳句の世界では10席)が選ばれますので
10席に入るというのは夢のまた夢。自分が入るなんて一生ないと思っていましたが、
今月なんと2席(2位)!
届いた冊子をみて、驚きました。いろんな方より祝辞を受け、とても嬉しい出来事となりました。
普段の俳句教室では、吟行といい、みんなで町や公園などを散策します。
散策をしながら、何かを感じ、感じたことを季節の言葉と組み合わせながら
俳句の材料を見つけていきます。
その後、会場に行って、メモなどをまとめ7句を作り、提出をします。
不思議なのですが、朝気功を行ってから行くと、その日の成績が良いことが多く
昨年も太学功の「秋の風城陣」を受け、その後遅刻しながら俳句教室に行ったところ
見事特選をいただいたこともあります。
(みんなには「遅れてきて、特選もっていくなんて!!」といわれましたが・・・)
それから、俳句教室の前には気功の練習をしてから行くことにしています。
時々時間がなく、気功の練習ができないとやはり成績がいまいちです。
太学功気功をすることにより自然と共存すると、季節を感じ取りやすくなりますし、
頭もクリアになるので、さまざまな言葉の組み合わせもできるようになるのかな。
と思います。
また、表参道教室に通ってなければ、青山で俳句教室を見つけることもなく
俳句に出会うことすらなかったと思います。
仕事が辛くてはじめた太学功の気功教室ですが、仕事も辞めずに続けることができていること
(しかも昇進できました!)、そして俳句という素敵な趣味に出会えたことをとても感謝しています。
これからも、ますます太学功を深め、俳句を深めていきたいと思います。
一倉小鳥(俳号)
選者の方のご感想
あぢさゐをめがけ都バスの到着す (一倉小鳥)
大都会の片隅にあるバス停。そこに向かってくるバスはあたかも紫陽花を目指してくるという。
ここに都会の叙情を見る。しかし、そこに乗り降りする人などは描かない。
その省略が見事で、これにも都市の叙情詩を見た。
立ち漕ぎで新樹の坂を駆け上がる (一倉小鳥)
学生の姿であろうか。新樹に彩られた美しい町の坂をみずみずしい命が躍動する。
自転車の躍動はそこに乗る若者の命の躍動そのものである。
若い感性に眼を見開かされる秀句。