スタイルを気にする若い女性だけでなく、糖尿病など肥満が要因となりうる生活習慣病に悩む中年男性も、ダイエットブームに沸いています。
食物が簡単に手に入るようになった今の時代、「食べたい～でも痩せたい」というジレンマは、いっそう切実なものになってきているといえるでしょう。
その救世主？とばかり発表された新手のダイエット法。
糖質制限ダイエット
多くの人が取り組んでいると聞きます。
というのは、ご飯やパン、パスタ、ラーメンなどの糖質さえ摂らなければ、他は無制限。お肉も揚げ物もいくら食べてもいいというのですから、「いろいろ食べたい・お酒もやめられない」という方にとっては、食の楽しみの多くを犠牲にしない点で続けやすいダイエット法なのでしょう。
ところが、去る２月６日「糖質制限ダイエット」の成功者であり提唱者である桐山秀樹氏が６２歳の若さで急死しました。
死因（心不全）と糖質制限に関係性は認められないという認識が主なようですが、実は以前から極端な糖質制限は循環器系の疾患に繋がりかねないという警鐘も聞こえていたのです。
○○制限ダイエットといえば、脂質制限ダイエット（そのような命名はされていませんでしたが）も過去にブームとなりました。
揚げ物・炒め物に油を使わないばかりでなく、肉の脂肪分も湯通しするなどしてから摂るというダイエット法を提唱していた鈴木その子さんも、腸閉塞を患い療養中に肺炎で死亡、６８歳という若さでした。
腸閉塞や肺炎と脂質制限の直接的な関係性についてはやはり定かではありませんが、少なくとも健康で長生きできる食生活ではなかったのではないでしょうか。
そもそも３大栄養素といえば糖質・脂質・たんぱく質の３つ。
そのうちのいずれであっても、一切摂らないあるいは極端に制限するとなれば、その栄養素の働きを補うために体は大きな負担を強いられます。
また、代わりに摂取が増える栄養素の処理に特定の臓器が酷使されることにもなるのです。
体の恒常性を維持するために、私たちの体は黙々と働き続けています。バランスを欠いた食生活を続ければ、無自覚のうちに体のエネルギーが大量消費され、長い間には健康を損なうことにつながります。
もう、様々なダイエット情報に踊らされるのはやめて、賢明な選択をいたしましょう。
食事制限は一切なし、痩せるだけでなく元気に健康になれる究極のダイエット法＝太学功の「猫のびダイエット」をもっと多くの方に知っていただきたい！
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